城崎温泉の火事で焼け出された隣人の81歳男性「年も年だし、どうしたものか」…店舗兼住宅が全焼
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大型連休で多くの観光客が訪れていた豊岡市城崎町の城崎温泉街で5日未明に発生した火災は、同町湯島の旅館「千年の湯 権左衛門」や周囲の建物計6棟を焼き、出火から約5時間半後に消えた。付近の住民や宿泊客らは不安そうに消火活動を見守っていた。

旅館の隣で理容店を営む男性(81)は「2階で寝ていたら、焦げ臭いにおいがするので最初はうちが火事なのかと思った。すぐに煙が上がって、ほとんど何も持たずに逃げた」。店舗兼住宅は全焼とみられ、「年も年だし、どうしたものか」と話した。
同温泉街では2015年1月3日にも火災があり、約20棟が被害に遭った。今回の火災を受け、同温泉街の旅館やホテルでつくる城崎温泉旅館協同組合は「不安に思う予約客から問い合わせがあれば、組合としてもできる限り対応していきたい」としている。