まさかの岡本和真負傷退場に巨人ファン悲鳴…4番を欠く緊急事態、阿部監督「長期離脱になりかねない」

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 阪神7―1巨人(セ・リーグ=6日)――阪神は一回、森下と小幡の適時打で2点を先行。二回以降、森下の2ランなどで突き放した。5回無失点の才木が3勝目。巨人は阪神に3カード連続の負け越し。

1回無死1塁、打者走者の中野と交錯し、腕を押さえる岡本(左)(6日)=武藤要撮影
1回無死1塁、打者走者の中野と交錯し、腕を押さえる岡本(左)(6日)=武藤要撮影

 プレーボール直後の東京ドームに、巨人ファンの悲鳴にも似たどよめきが響いた。岡本が一回の一塁守備で打者走者と交錯して途中交代。チームは早々に4番を欠く緊急事態に陥った。

 先頭の近本に出塁され、無死一塁の場面。2番中野のバントで三塁方向に弾んだ球を浦田俊輔(九産大)が処理し、一塁へ送った。この時、岡本が伸ばした左腕が、一塁を駆け抜けようとした中野と接触。岡本は 苦悶くもん の表情を浮かべて倒れ込んだ。近本は三進(記録は岡本の失策)し、ピンチは一死三塁に広がった。

2回2死1塁、森下に2ランを打たれた井上(6日)=片岡航希撮影
2回2死1塁、森下に2ランを打たれた井上(6日)=片岡航希撮影

 まさかのアクシデントに一丸となって踏みとどまりたかったが、かなわない。井上は森下に適時打を浴びて先制を許した。さらに二死後、大山が打ち上げた左翼前方への飛球を長野が落球。ピンチを広げると、小幡の二塁打で2点目を失った。40歳のベテランは、「捕っていれば1点で終わっていた。申し訳ない」とうなだれた。

 出はなをくじかれた井上は二、三回にもそれぞれ2失点。序盤の失策も手痛く響いた。反撃は甲斐のソロによる1点のみ。阪神戦の3カード連続の負け越しが決まった。

 岡本は試合中に病院に行き、左肘の筋損傷と診断された。昨季は全試合に4番で出場するなど、2018年のレギュラー定着以降、長期離脱がなかった主砲。「一日でも早く戻れるように頑張ります」と広報を通じてコメントを残したものの、復帰までの期間が長引けば影響は計り知れない。「いるメンバーで何とかやるしかないし、奮起するようにみんなに声かけしたい」と阿部監督は話す。今季最初の正念場だ。ベテランの底力と、若手の闘志を結集したい。(佐野司)

  巨人・阿部監督 「(負傷した岡本は)長期離脱になりかねない。時間はかかるだろうという診断だったみたいなので。とにかくまだまだ先は長い。前向きにやっていきたい」

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