2028年のロス五輪、参加選手枠で女子が男子を上回る…種目数はパリより22増加

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 【パリ=平地一紀】国際オリンピック委員会(IOC)は9日、スイスのローザンヌで理事会を開き、2028年ロサンゼルス夏季五輪の競技種目を決定し、参加選手枠について女子50・5%、男子49・5%とすることを決めた。1896年の近代五輪の開始以降、史上初めて女子の参加数が男子を上回る見通しとなった。

パリのバスチーユ広場に設置された五輪のシンボルマーク(2024年7月)
パリのバスチーユ広場に設置された五輪のシンボルマーク(2024年7月)

 ロス側の提案した野球・ソフトボール、ラクロス、クリケットなど追加の5競技を加えた計36競技の選手枠は、女子5655人、男子5543人とした。種目数は女子161、男子165、混合25の計351で、パリ五輪より22種目増えた。

 団体競技では、男子16チーム、女子12チームで実施してきたサッカーを、米国の女子サッカー人気を考慮して女子16、男子12に入れ替える。女子のチーム数が男子を上回るのは初めて。水球は、女子の出場チームを男子と同じ12に増やす。

 混合団体種目を体操、卓球、ゴルフ、陸上の400メートルリレーなどで新たに導入する。卓球は男女それぞれの団体がなくなり、ダブルスが復活。継続開催が決まったボクシングは、男女ともに7階級で実施する。

 自由形のみだった競泳の50メートルは、背泳ぎやバタフライ、平泳ぎを追加する。スポーツクライミングは、1種目として実施していたリードとボルダーを分け、2種目とする。3人制バスケットボールは、出場を男女各12チームに拡大する。

 一方、パリ五輪で採用された陸上の混合競歩リレーは実施されず、サーフィンではロングボードの追加が見送られた。

 昨夏のパリ五輪で掲げた男女同数の取り組みをさらに進めた形となり、オンラインで記者会見したIOCのキット・マコネル競技部長は「世界中の女性アスリートにとって、強固な土台となるものだ」と語った。

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