[山梨大読売講座]ブドウの収穫期で香り変化…4月講義の詳報

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香りで紐解く日本ワイン ~大学研究室からワイングラスまでの軌跡~

鈴木俊二教授

ワインの香りについて解説する鈴木教授(19日、甲府市で)
ワインの香りについて解説する鈴木教授(19日、甲府市で)

 山梨大学で19日に開かれた連続市民講座第17部「知る喜び~ひと・くらし・けんこう~」(山梨大・読売新聞甲府支局共催)の第1回。生命環境学域・鈴木俊二教授の講義「香りで 紐解ひもと く日本ワイン~大学研究室からワイングラスまでの軌跡~」を詳報する。

■香りは伝達手段

 今回はブドウ由来の香りについてお話しします。そもそも植物にとって香りとは、他の動植物とのコミュニケーションツールです。例えば、花は香りを出してミツバチやモンシロチョウを引き寄せ、受粉を手伝ってもらいます。また、果実は香りを発することで鳥に食べてもらい、その中の種子は鳥のフンに交ざって遠く離れた地に落とされることで、生息場所を広げていきます。植物は他の動植物に何かをしてもらうために、香りを使って伝えているのです。

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