祇園祭・鷹山の背面飾りを新調、今年の後祭で巡行

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長刀鉾保存会から寄贈された見送(18日、京都市下京区で)=川崎公太撮影
長刀鉾保存会から寄贈された見送(18日、京都市下京区で)=川崎公太撮影

 江戸時代にほぼ焼失し、3年前に復活した京都・祇園祭の 山鉾やまほこ の一つ、 鷹山たかやま の背面を飾る幕「 見送みおくり 」(縦3・54メートル、横1・83メートル)が新調された。ともに祭りを盛り上げる 長刀なぎなた 鉾の保存会が復元し、18日に鷹山保存会に贈った。今年の 後祭あとまつり (7月24日)は、この見送を付けて巡行する。

 復元された見送は、男児がコマや 蹴鞠けまり で遊ぶ姿や繁栄を願う吉祥文様を、60色の糸で鮮やかに表現した。

 鷹山が幕末の禁門の変の大火で焼ける以前に、見送が大津市の伝統行事「大津祭」の 曳山ひきやま の一つに譲られており、現在も残る。京都市の老舗織物メーカー・川島織物セルコンの職人が、これを基に約3年をかけて忠実に復元した。

 復元は、今年で誕生から800年となる長刀鉾の保存会が記念事業として実施。制作費全額を負担した。鷹山保存会の山田純司理事長は「すばらしい見送。末代まで語り継ぎ、大切にしたい」と話した。

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