福井大学スギ花粉症対策室と福井県衛生環境研究センターは4月4日、福井市、敦賀市などでスギ花粉の飛散のピークが過ぎたと発表した。今後の天候次第で飛散量が再び多くなる可能性もあり、花粉症の人はマスクや眼鏡の着用など対策を継続するよう呼びかけている。
対策室などよると、県内6カ所の観測地点のうち、福井市、敦賀市、永平寺町の3地点で2日までに、1平方センチ当たりの花粉量が飛散ピーク終了の基準となる週平均10個未満となった。勝山市、坂井市、鯖江市の3地点は週平均10個を上回っているが、対策室の担当者は「減少傾向にある」としている。
今後飛散量の増加が見込まれるヒノキ花粉も、スギ花粉と同様の症状が出る可能性があるとして注意を促している。