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任期満了に伴う船橋市長選は22日に投開票される。立候補しているのは届け出順に無所属新人で政治団体代表の江川厚子氏(67)と4期目を目指す無所属現職の松戸徹氏(70)、無所属新人で元県議の鈴木弘子氏(51)、無所属新人で元市議の津曲俊明氏(47)=立憲民主推薦=、諸派新人で元市議の高橋宏氏(48)の5人。現市政の評価や、市立医療センターの建て替え問題など街づくりの将来像を巡って舌戦を展開し、支持拡大に奔走している。市長選と同日に行われる市議補選(欠員1)は9人が立候補している。
江川氏は「災害リスクを引き起こし、市民に巨額の借金を背負わせる大義のない事業」と医療センター移転を中核とするメディカルタウン構想を批判。食とエネルギーの自給率アップなどを掲げ「対話の市政を実現する。一緒に船橋を良くしよう」と呼びかける。
松戸氏は学校体育館へのエアコン設置など実績を強調するとともに、同センターについて「経費がかかるからといって命を救えない街にすることはできない」と建て替えに意欲を示す。子ども施策の充実も主張。自民と公明の市議団が支援し、連合千葉が推薦する。
鈴木氏は市内小中学校のトイレ洋式化など国と連携した議員時代の実績を挙げ「市の外交官として働きかける」と、国や県の予算の積極活用を主張。小中学校での英語教育充実や不登校支援の強化を示し「どんな環境でも夢がかなう社会にしたい」と意気込む。
津曲氏は「困難を抱えている子どもや市民の姿が、現市政には映っていない」と批判。障害児支援の拡充や福祉職の人材育成・処遇改善などに取り組むとし「誰にとっても優しい船橋をつくる」と訴える。推薦する立憲民主の野田佳彦代表が連日応援に入る。
高橋氏は新型コロナワクチンの廃棄問題などを挙げ「税金がドブに捨てられているのに誰も責任を取らない。国税を自分たちの手に取り戻す」と明言。AIなどの技術を活用して船橋市を独立国家とし、将来的には無税国家を目指すと持論を展開する。
市議補選は元職1人、新人8人が競り合う。党派別は共産1人、諸派2人、無所属6人。
市長選、市議補選とも投票は22日午前7時~午後8時に市内84カ所で行われ、午後9時20分から市運動公園体育館で即日開票される。期日前投票は市役所や船橋フェイスなど7カ所で21日まで受け付ける。
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